ヘルメットの購入を検討する時、好きなライダーが使用していたり、
多くのプロが選択している製品は、何となく安心感がありますよね。
また、単純に「好きなライダーが使用しているヘルメットを使用したい」という人もいると思います。
そこで、以前MotoGPライダーが使用するヘルメットをまとめた記事を作成しましたが、
今回はスーパーバイク選手権(SBK)のライダーが使用するヘルメットのメーカーを紹介させて頂きます。
SBKのライダーは、鈴鹿8耐等に出場し日本で馴染みのあるライダーも多くいます。
SBKライダーの使用するヘルメットメーカーに興味が有る方は是非読んでみてください。
目次
そもそもスーパーバイク選手権とは
スーパーバイク選手権(以下SBK)の特徴は、簡潔に言うと市販車ベースの車両を使用している点です。
同じ世界選手権でもMotoGPは試作車を使用しており、その点が大きく違います。
参戦しているメーカーとしては、世界選手権なのでブランドや製品のイメージ向上に繋がるのはもちろん、
市販車ベースのため、トライした技術を市販品にフィードバックさせやすいといったメリットがあります。
ただし市販車ベースとしているものの、レギュレーション範囲内で車両は大きく変わっています。
さて、そんなSBKですが、先日フィリップアイランドで2020シーズンが開幕しました。
2020年はライダーの移籍や新チーム参戦等、話題が多いシーズンインとなりました。
まず5連覇王者のジョナサン・レイの相棒として、2019年はヤマハに所属していた、
アレックス・ロウズがカサワキに移籍しました。
アレックス・ロウズは2016年から4年連続で鈴鹿8耐にヤマハファクトリーから参戦、
3連覇を記録していることから、日本でも馴染みのあるライダーになります。
また、2019年カワサキファクトリーから鈴鹿8耐に参戦、優勝を勝ちとったトプラク・ラズガットリオグルがヤマハへ移籍しました。
さらにHRCが18年ぶりに参戦。ライダーは、前年にドゥカティでシーズン2位を獲得したアルバロ・バウティスタと、
前年は鈴鹿8耐にカワサキファクトリーから参戦し優勝したレオン・ハスラムという組み合わせです。
また7年ぶりに日本人ライダーとして高橋巧が参戦します。
日本のトップライダーが、世界という舞台で、また初めて走るコースが多い中でどれだけ成績を残せるのか、非常に興味深いです。
ではSBKの説明はここまでとして、次項からライダーたちが使用するヘルメットメーカーを紹介します。
2020年のSBKライダーが使用ヘルメットメーカーの一覧
2020シーズンの各ライダーが使用するヘルメットメーカーに
ついて、下記の表にまとめました。
No. | ライダー | チーム | メーカー・車両 | ヘルメット |
1 | ジョナサン・レイ | Kawasaki Racing Team WorldSBK | KAWASAKI・ZX-10RR | Arai |
22 | アレックス・ロウズ | Kawasaki Racing Team WorldSBK | KAWASAKI・ZX-10RR | SHARK |
7 | チャズ・デイビス | ARUBA.IT Racing – Ducati | DUCATI・PANIGALE V4R | X-lite |
45 | スコット・レディング | ARUBA.IT Racing – Ducati | DUCATI・PANIGALE V4R | SHARK |
54 | トプラク・ラズガットリオグル | PATA YAMAHA WORLDSBK OFFICIAL TEAM | YAMAHA・YZF-R1 | SHOEI |
60 | マイケル・ファン・デル・マーク | PATA YAMAHA WORLDSBK OFFICIAL TEAM | YAMAHA・YZF-R1 | Arai |
50 | ユージン・ラバティ | BMW Motorrad WorldSBK Team | BMW・S1000R | SHOEI |
66 | トム・サイクス | BMW Motorrad WorldSBK Team | BMW・S1000RR | SHARK |
12 | チャビ・フォレズ | Kawasaki Puccetti Racing | KAWASAKI・ZX-10RR | X-lite |
31 | ギャレット・ガーロフ | GRT Yamaha WorldSBK Junior Team | YAMAHA・YZF-R1 | HJC |
64 | フェデリコ・カリカスロ | GRT Yamaha WorldSBK Junior Team | YAMAHA・YZF-R1 | X-lite |
76 | ロリス・バズ | Ten Kate Racing Yamaha | YAMAHA・YZF-R1 | LS2 |
11 | サンドロ・コルテセ | OUTDO Kawasaki TPR | KAWASAKI・ZX-10RR | SHOEI |
2 | レオン・キャミア | Barni Racing Team | DUCATI・PANIGALE V4R | Airoh |
21 | マイケル・ルーベン・リナルディ | Team GO ELEVEN | DUCATI・PANIGALE V4R | Arai |
77 | マキシミリアン・シャイブ | ORELAC Racing VERDNATURA | KAWASAKI・ZX-10RR | SHARK |
13 | 高橋巧 | MIE Racing | HONDA・CBR1000RR | Arai |
81 | ジョルディ・トーレス | MIE Racing | HONDA・CBR1000RR | NiTeK |
19 | アルバロ・バウティスタ | Team HRC | HONDA・CBR1000RR | SCORPION |
91 | レオン・ハスラム | Team HRC | HONDA・CBR1000RR | Arai |
※マキシミリアン・シャイブのヘルメットは「IMPOVAR」と書いてありますが、
見た目はSHARKなのでSHARKでカウントしています。
シェアとしては下記の通りです。
Arai | 5 |
SHARK | 4 |
SHOEI | 3 |
X-lite | 3 |
HJC | 1 |
LS2 | 1 |
Airoh | 1 |
SCORPION | 1 |
NiTek | 1 |
シェアトップとしてはAraiです。
2番目のSHARKはフランスのヘルメットメーカーになります。
3番目は同率でSHOEIとX-liteとなりました。
欧州のレースで、日本のメーカーであるAraiとSHOEIがシェアを持っているのは誇らしいですね。
4番目以降は使用ライダーが一人のメーカーとなっていますが、見慣れないメーカーもあります。
特にNiTeKは管理人も見たことがありません。
海外のレースは、日本では見ることの少ない用品や部品が使用されていることも、注目する点だと思います。
まとめ
本記事ではSBKライダーの使用するヘルメットのメーカーをまとめさせて頂きました。
まとめることで管理人も、見慣れないメーカーや、知らなかったメーカー知ることができました。
二輪レースというとMotoGPのイメージが強いですが、
SBKはエンジンの最高回転数がメーカーごとに決まっていたり、
性能差も小さく、また接近戦も多いです。
後続のライダーも多少なら当たっていきますし、
前を走るライダーもそれ分かって走行しており、見ごたえも十分です。
興味が沸いた方は是非SBKをチェックしてみてください。
本記事がヘルメット選びの参考になれば幸いです。
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