バイク用ヘルメット購入のヒントを提供するブログ。

ヘルメット選びのヒント

AraiとSHOEIは結局どっちが良いのか?

投稿日:

日本でバイクに乗っていると、
一度は話したことがあると思われる話題、
それが「AraiとSHOEIはどっちが良いんだ」です。

本記事では、この話題に対し、
本ブログの見解を説明したいと思います。

同じような疑問をかかえている人は、
是非読んでみてください。

結論

最初に結論から言うと、「両社に多少の差はあるものの、
その差よりも事故の状況の方が安全性への影響は高いと思われる」
です。

同じ形状や同じ材質で無い以上、安全性に多少の差は必ずあります。
しかしどちらかが優れていたとしても、
事故の状況の方が、ライダーへのダメージには支配的だと考えます。

例えばSHARPではArai RX-7XとSHOEI X14は同じ五つ星です。
SHARPが全てではありませんが、
安全性能に大差は無いのではないかと考えます。

では何故論争が終わらないのか。
次項より論争の内容について解説します。

【ヘルメット安全性を比較】SHARPについて解説

話題について

この「AraiとSHOEIどっちが良いのか」ですが、
管理人の周囲では「ややArai優勢」に思われます。
では何故Araiが優勢なのかについて考察したいと思います。

レース中死亡事故での着用者が少ない

調べれば分かりますが、二輪のレース中の事故で無くなった方は、
AraiよりもSHOEIの使用者の方が多いです。
全日本が2st250ccの時代から、パドックでもそのような話しはあり、
「どっちでも良いけど選べるならArai」というライダーもいたようです。
なおこれについては「スポンサーをしている
ライダーが多い
」ことも一因であると推測されます。

以前より、SHOEIはアマチュアに対してもスポンサーになることが多く、
SHOEIで育ったライダーがそのまま使い続けるのは不自然ではなく、
結果的にプロでもSHOEIを使うライダーが増えたため、
残念ながらアクシデントに遭遇することも多くなっていると考えられます。

SNELLを取得している

SNELL規格は耐貫通性能に重きを置いた規格です。
(2020年からは衝撃吸収も規定する規格が追加されました)
Arai製品は全製品がSNELL規格を取得しており、
それを根拠に「Araiの方が安全である」と
言われるとことがあります。

一方SHOEIは以前から「帽体を潰して衝撃を吸収する」と
言われていました(X14はSNELL取得)。
これはSNELLと真逆の考えですが、欧州のECE規格等は、
SHOEIと似た思想を持って運用されています。
SNELL M2020では、二つの考えについて
「どちらが優れているのか?の議論はあるが、
ダメージは事故の重大度の方が影響が大きい
」とされています。
よってSNELL取得してるからといって、
他より優れる、ということは当てはまらず、
SNELLはメーカーとしての思想を示していると言うことができます。

【2020年で更新】SNELL(スネル)規格が更新されました!【何が変わったの?】

海外での使用者も多い

Araiは海外レースでも使用者が多いです。
MotoGPやSBKでのユーザーの多さがそれを物語っています。
マン島TTでもユーザーは多く(と言われています)、
トップクラスの人気・実力を備えるマイケル・ダンロップをはじめ、
多くのライダーが使用しています。

これに関しては理由は。。。分かりませんでした。
決定的な理由はなく、海外での広告活動の結果と推測されます。

ただしMotoGPやSBKにおいてSHOEIもシェアを持っています。
現在においては、SHOEIも海外での使用者は多く、
大きな差異はないと言えるかもしれません。

まとめ

本記事では「AraiとSHOEIどっちが良いのか」について解説しました。
正直、色々な考えがあると思いますが、管理人としては、
「大差は無い」と考えています。
それよりも、その安全性能を試すことがないよう、
安全運転を心がけた方が良いと思います。

なお、両メーカーはフィッティング具合や被り心地には差があります。
ヘルメットの安全性能は適切なフィッティングが前提ですので、
自分の頭にあうメーカーを被った方が良いと思います。

▽この記事が参考になった方は下記をポチっとお願いします。参考にならなかった方は怒りを鎮めるためにもポチっとお願いします。
にほんブログ村 バイクブログへ
にほんブログ村

-ヘルメット選びのヒント
-, ,

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です