ヘルメットの安全性を保証するのは、
シェルとライナーと内装になるわけですが、
シェルには様々な材料が使用されています。
材料についてはこの記事で解説していますが、
気になる材質は“カーボン(CFRP)”です。
カーボンは軽くて強度が優れると一般的に言われますが、
その特質はヘルメットにはピッタリです。
ということで本記事ではカーボン製のヘルメットを紹介したいと思います。
・カーボン製ヘルメットが欲しい
という方は是非読んでみてください。
目次
カーボンとは
一般的にカーボン(CFRP)と言われるのは、
簡単に説明すると、カーボン繊維に樹脂を含侵させた材質であり、
樹脂のみよりも、強度に優れています。
軽く強度に優れることから、航空宇宙の分野や、
レーシングカーのモノコック等に使用されています。
購入できるカーボンのヘルメットについて
本項目では、カーボンでシェルが構成されたヘルメットを紹介します。
一部にカーボン繊維を用いているヘルメットは多くありますが、ご了承ください。
Arai
▼RX-7X SRC
▼VZ-RAM SRC
AraiではRX-7XとVZ-RAMの材質をカーボンに置換した
ヘルメットがラインナップされています。
ただし値段が高い点と、契約ライダーもカーボンシェルを
使用していない点は注意が必要です。
OGK Kabuto
▼RT-33R MIPS
OGK Kabutでは同社のフラッグシップである
RT-33でカーボン製のヘルメットがあります。
値段も高くなく、ライナーにはMIPsを搭載しており、
おすすめのヘルメットだと思います。
WINS
▼A-FORCE R
▼A-FORCE RS JET
国産メーカーであり、広く用品店で展開されているWINS。
カーボンヘルメットが安価で購入でき、重量も軽いだけでなく、
機能も豊富なため、使い勝手も良好です。
ただし、シェルが1サイズしかない点、
SG規格しか取得していない点は注意が必要です。
AGV
▼PISTA GP RR
AGVはフラッグシップのPISTA GPにカーボン製ヘルメットがあります。
契約ライダーも使用しており、値段的にも高級ヘルメットといえます。
ちなみに同社のCORSA Rもカーボン繊維を含んだFRPとなっています。
重量はPISTA GPに劣りますが、SHARP評価は同じく五つ星ですし、
値段もやや手頃(といっても高級品ですが)ですので、
おすすめのヘルメットです。
AGVについて解説した記事はこちらです。
NOLAN
▼X-903 ULTRA CARBON
▼X-803 ULTRA CARBON
NOLANは同社の複数製品において、
カーボン製品がラインナップされています。
レース用のヘルメットだけでなく、ツーリングヘルメットにも
カーボン製品があることが特徴です。
価格は、国産ヘルメットよりは高いですが、
AGVよりは手頃となっておりおすすめです。
管理人が買うなら
ここまでカーボンのヘルメットをメーカーごとに
紹介しましたが、管理人のおすすめはOGK KabutoのRT-33R MIPSです。
OGK KabutoのRT-33R MIPSについては、
管理人はRT-33を現在も使用しており、被り心地や重量、値段に満足しています。
そのままカーボン製となることから、重量や強度について、
更にアドバンテージを得ていることが予想されます。
またMIPSで、万が一の時の安全性も高まっている点も、ポイントが高いです。
また何よりも値段が手頃なのも見逃せません。
値段・性能・機能のバランスを考えると、管理人はRT-33R MIPSを選択します。
MIPSについて解説した記事はこちらです。
まとめ
本記事ではカーボンヘルメットについて説明させて頂きました。
何となくカーボンに憧れている人は
多いんじゃないかと思います(管理人もその一人です)。
この記事がカーボンヘルメット検討の参考になれば幸いです。
ただし「カーボン最高！カーボン以外はダメ！」というつもりは全くありません。
MotoGPライダーも全員がカーボンヘルメットを使っているわけでもないですし。
材料は大事ですが、自分にとって何が大事かを理解したうえで、
ヘルメットを選べば後悔は少なくなると思います。
最後まで読んで頂きありがとうございます！
ちなみにヘルメットやプロテクターの購入資金が…という方は以下の記事がオススメです。
⇒購入資金を捻出する方法
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