早速ですが、3月19日と聞くと、皆さん、何の日だと思いますか?
ブルース・ウィリスの誕生日も正解ですし、いとうせいこうの誕生日も正解ですが、今年はそれだけではありません。
なんと今年の3月19日は、Araiの2020年総合カタログの公開日です。
本記事では、カタログと製品に関するトピックを紹介したいと思います。
目次
Arai 2020年総合カタログ
用品店等に置いてある総合カタログですが、公式ページにてPDFデータが公開されています。
▼カタログはこちらから
Arai 2020年総合カタログ
カタログなのでスペースの都合もあり、各製品の情報は少ないですが、
各製品のバリエーションは網羅されていますので、比較検討する時には良いと思います。
新製品をピックアップ
カタログの中から管理人が気になった新製品を抜粋して紹介したいと思います。
RX-7X FIM Racing ♯1
WHITE BLACK
2020年モデルとして、最も注目なのは本製品です。
本サイトでも紹介していましたRX-7Xの発展型が公開されました。
▼本サイトで紹介した記事はこちらです。
従来のフラッグシップであるRX-7Xとの差異は、後部についたスポイラーです。
Araiが提唱する「かわす性能」からすると不要と思いますが、
レースでの空力性能は無視できなかったんだと思います。
なお転倒時に外的物に引っかかれば頭部のダメージとなることから、
万が一の際には外れやすくなっているんだと推測されます。
▼ヘルメットの空力性能についての記事はこちらです。
名前にもFIMと入っていますが「FIM公認のレース用」という記載もあります。
これはFRHPhe-01を満足しており、FIM主催のレースに使用可能であることを示しています。
なおカタログでは、FRHPhe-01の耐貫通性能試験(2m)よりも厳しい、
3mからストライカーを落とす試験でも問題無かったことが記載されています。
▼FRHPhe-01等の規格についての記事はこちらです。
注意点としては、本製品が認定販売店での限定販売という店です。
購入を検討されている方は気を付けてください。
また、海外では複数のカラーリングがラインナップされていますが、
国内ではWHITE/BLACKの2種類となっていますので注意してください。
RX-7X
AraiのフラッグシップであるRX-7X。
2020年はカラーバリエーションの追加、オプションパーツの追加が発表されました。
◆新カラーバリエーション
通常のグラフィックモデルの追加はありませんでしたが、レプリカを多く追加されました。
下記に紹介します。
REA V5
ワールドスーパーバイクにカワサキファクトリーから参戦中の5連覇チャンピオン、
ジョナサン・レイのレプリカは以前からありましたが、
本製品は5連覇記念モデルになります。
NAKAGAMI GP2
MotoGPに参戦する唯一の日本人ライダー、中上貴晶選手のレプリカになります。
レプリカは以前から有りましたが、本製品は2019年の日本グランプリで被っていたもののレプリカだと思います。
(「思います」なのは、実際に被っていたものとやや違うからです。)
TATSUKI
Moto3に参戦するライダーの鈴木竜生選手のレプリカも新たに追加されました。
鈴木選手は2019年に初優勝し、2020年開幕戦のカタールグランプリでは予選でポールポジションを獲得。
決勝は5位でしたが、2020年の飛躍が期待されるライダーです。
TAKUMI
2020年は以前から要望の多かった、高橋巧選手のレプリカも新たにラインナップされました。
高橋選手はJSBでは2018年にシリーズチャンピオンを獲得、
2019年はシリーズ2位を獲得し、2020年からSBKに参戦しています。
日本のトップライダーが世界にどれだけ通用するのか、注目したいライダーの一人です。
KIYONARI TRICO
BSBや鈴鹿8耐の活躍もあり、国内外での人気・知名度・実力も兼ね備えたライダーである清成龍一選手。
清成選手のレプリカは既にありますが、黒ベースのデザインであり、
今回発表されたのは白ベースに赤と青が追加されたトリコロールとなっています。
2020年はCBR1000RR-RでJSBに参戦しますが、プレシーズンテストで使用しているカラーリングのようです。
▼プレシーズンテスト時の写真
▼清成選手のヘルメットは欲しいけど違うカラー希望って話しはこちらの記事で。。。
HAGA
SBKでドゥカティワークスから参戦していたこともある芳賀紀行選手のレプリカヘルメットです。
以前はラインナップされていましたが、近年はカタログから落ちていました。
海外での人気・知名度のある芳賀選手のなので、強い要望があったと推測できます。。
KR AMERICAN EAGLE
キングケニーことケニー・ロバーツのレプリカも発表されました。
以前はラインナップされていましたが、以前のものよりスタイリッシュであり、
ケニーをあまり知らないライダーでも引かれるデザインだと思います。
◆オプションパーツ
オプションパーツとして、RX-7X FIM Racing #1に使用されているスポイラーが発表されま
した。
接着にて使用するものと思いますが、スポイラー追加でレーシーな外見と、
良好な空力特性を獲得できますので、興味がある方は検討してみてください。
ちなみに管理人はRX-7Xを使用していますが、良いヘルメットだと思います。
ただし管理人はスポイラーは欲しいですが、今のところ購入するつもりはありません。
理由は「重量増えるのが嫌」、「これ以上風切り音が増えるのが嫌」、
「取り付けの確実性や安定性がはっきりしない」ためです。
皆さんも用途に応じて検討されたら良いと思います。
▼管理人のRX-7Xの感想はこちらの記事です。
RAPIDE-NEO
ネオクラシックな帽体のデザインが人気なRAPIDE-NEOですが、
グラフィックモデルが3種類追加となりました。
ROARS
ロアーズオリジナルという、東京を拠点に、モーターサイクルとファッション、
アートの融合をテーマに活動しているブランドとのコラボレーションモデルです。
元々は限定モデルだったようですが、2020年から一般にラインナップされました。
(画像は元々の限定モデルになります。)
VISTA
ビクトリーカスタムペイントという、埼玉のカスタムペイント専門ショップのデザインです。
OVERLAND
イラストレーターの加藤ノブキさんのデザインになります。
ビンテージヘルメットのゴーグルとマスクをイメージしたデザインが特徴です。
いずれのデザインもRAPIDE-NEOのネオクラデザインにマッチしていますが、
キャラクターが異なっており魅力的だと思います。
RAPIDE-NEOを検討中の方は、是非検討してみてください。
まとめ
本記事では、新製品カタログと管理人が気になった新製品を紹介させていただきました。
バリエーションを多くも設定するのは、メーカーにとっては選択肢を用意できるというメリットもありますが、
管理の手間が増えるというデメリットもあります。
今回はバリエーションを多く増やしており、その点は企業努力が伺えます。
管理人も魅力的なモデルが多くあり、一般ライダーに刺さるもでるも多いと思います。
是非カタログを確認し、検討してみてください。
本記事がヘルメット選びの参考になれば幸いです。
※一部スクリーンショットの画像となっていますが、
商品ページが公開され次第、更新したいと思います。
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