※この記事はヘルメットの選びにはあまり参考にもなりません。
ただ管理人が好きなライダーを紹介するだけの記事になります。
▼5/29追記ジャック・ミラーのヘルメット紹介記事を公開しました!
さて早速ですが、管理人がMotoGPで好きなライダー、
それはアルマ・プラマック・レーシング所属のジャック・ミラーです。
▼急用があったので遠巻きからしか写真を撮れず。。。残念。
「何で好きなの?」と聞かれれば、「速いし個性的だから」が理由になります。
ただ、MotoGPライダーなんだから速いのは当たり前です。
ミラーは2019年に表彰台を5回獲得しており、シーズンランキングは8位なため、
MotoGPライダーの中でも速いですが、「一番速い」わけでは有りません。
一方でミラーはとても個性的です。その部分を本記事では紹介したいと思います。
・MotoGPってどんな人が走っているの?
・推しライダー捜している
といった方は是非呼んでみてください。
目次
ジャック・ミラーの略歴
プロフィールはニコニコ大百科が詳しいのでリンク先を貼らせていただきます。
ジャック・ミラーに限らず、MotoGPライダーについての情報が豊富なので、
是非確認してみてください。
ニコニコ大百科 ジャック・ミラーの項目
特筆すべき点として下記を抜粋したいと思います。
・Moto3から飛び級でMotoGP昇格
・2016年にはMotoGP二年目にして初優勝(サテライトチームとしては約10年ぶり)
・2018年からドゥカティ陣営に移籍。「ホンダより乗りやすい」と評し適応する。
Moto3から飛び級は他にいないと思います(いたらすいません)。
Moto2で好成績を残しても、MotoGPでのシートの空き状況によっては昇格しないこともあり、
実力だけでは無い部分もありますが、実力がなければ昇格もできないので、素直にすごいと思います。
また2016年は、飛び級に対して否定的なコメントが多い中、
雨のレースでサテライトマシンながら最大排気量クラスの初優勝を記録しています。
2018年にはホンダからドゥカティへの移籍をしていますが、
「じゃじゃ馬」のイメージが有るドウカティを「ホンダより乗りやすい」といってます。
そのコメントもすごいですが、乗り換えが比較的スムーズだったことも、
ジャックの評価が高まる要因となりました。
ジャック・ミラーの装備について
ジャックはヤマハのバレンティーノ・ロッシのファンということもあり、
使用するヘルメットはイタリアのAGV、レーシングスーツ(革ツナギ)も同じくイタリアのDAINESEと、ロッシと同じメーカーを使用しています。
ヘルメットは下記の写真でデザインが分かると思います。
なおヘルメットに関しては2018年のカラーリングですが、
レプリカのヘルメットもラインナップされています。国内仕様は無いので注意してください。
FCMoto等で購入可能ですが、検討されている方は下記記事を参考にしてください。
レーシングスーツは、2019年は左右で違うアシンメトリーな配色となっていましたが、
2020年は左右で同配色のデザインになるようです。
なお2019年はイタリアGPではランボルギーニの特別カラーで参戦もしました。
ジャック・ミラーの何が個性的なのか
ジャック・ミラーには、思わず応援したくなるような個性が多くあります。
その中から、本記事では5個を紹介したいと思います。
いつでもストッピーをする
ストッピーはブレーキングでRrタイヤを浮かせて走行する技術です。
同じくRrタイヤを浮かせるジャックナイフは、Frタイヤが静止するため比較的簡単ですが、
ストッピーは更にバランス感覚が必要であることから、とても難しいです。
そんなストッピーをジャック・ミラーは頻繁にやります。
例えば、スタート練習で停車する時とか、ピットでの停車時にやります。
その回数や安定感については、他のライダーより優れていると思いますし、
サービス精神旺盛で見ていて楽しいライダーであると言えると思います。
▼動画
頻繁にタクシーとして活動する
MotoGPのプラクティス等では、度々車両がストップしてしまうことがあります。
理由はマシントラブルや、ガス欠なんて時もあります。
そういう時、ライダーがピットに戻れないでいると、現れるのがジャック・ミラーです。
一人乗りのはずのMotoGPマシンでライダーをピットまで連れて帰ります。
今のところアレックス・リンス、アレイシ・エスパルガロ等が助けられました。
また、エンジンがストールしたマーベリック・ビニャーレスの
押しがけを助けたりもしています。
▼動画
MotoGPにシューイを持ち込んだ
まずシューイって知っていますか?
オーストラリア以外では知られていないと思いますが、
飲み屋で誰かの靴に酒を入れて飲むという儀式なんだそうです。
潔癖でない人でも眉をしかめそうな飲み方ですが、
これをMotoGPに持ち込んだのはジャック・ミラーです。
▼動画(4:13~)
シューイというものの存在を知らないと、気でも振れたのか心配になりますね。
ちなみにシューイはロッシもやってます。
スリックタイヤで走りたがる
通常、路面がウェットの状態でスリックタイヤで走行することはあり得ません。
スリックタイヤは溝がないため、路面とタイヤの間の水を排出できず、
適正温度に上げることも難しいため、全くグリップしません。
そのためウェット路面では溝付きのレインタイヤを使用しますが、
ジャック・ミラーは、ややウェット程度の路面で有ればスリックタイヤで走行します。
2018年のアルゼンチンGPでは、路面の一部がウェットという状態で、
ジャック・ミラーはスリックタイヤで出走、その結果危ない場面もありましたが、
MotoGPクラス初のポールポジションを獲得しました。
▼複数のコーナーで車体が暴れており、ギャンブル感が伝わってきます。
ちなみに決勝でも不安定な天候の中ジャック・ミラーはスリックタイヤを選択。
他のライダーはレインタイヤを選択しましたが、路面が乾いたためピットに戻りスリックタイヤに変更。
その後レース運営はスタートディレイを決定。
一人ピットに戻らなかったジャック・ミラーは抗議のためグリッドに留まりました。
対応が協議された結果、ジャック・ミラー以外を6列下げるという、
前代未聞の対策が取られました。
決勝では4位となりましたが、ジャック・ミラーの存在をファンに強く印象付けるレースとなりました。
英語圏出身のライダーである
現在のMotoGPは多くのスペインライダーがエントリーしています。
そんな中、ジャック・ミラーは数少ない英語圏出身のライダーです。
英語圏のライダーというと歯に衣着せぬコメントや皮肉が多く、
メディアが喜ぶインタビュー対象というイメージがありますが、それだけではありません。
それは無鉄砲というイメージです。これは比較的一般的なイメージなようです。
イタリアの「皇帝」ことマックス・ビアッジは、
スーパーバイクのチャンピオンを獲得した時、下記のようなコメントをしています。
しかし今になってその原因がよく分かりました。スーパーバイクというのは、MotoGPに比べて乱暴で荒っぽいんです。コースはよく滑るし、バイクは市販車で完成度がやや低く、危ないんです。スーパーバイクを制してきたのはイギリス人、アメリカ人、オーストラリア人といった英語圏のアングロサクソン系国家出身者ばかりでした。(2009年まで21人中20人が英語圏出身者)
彼らは無茶を平気でやる乱暴者で、それだからスーパーバイクで平気な顔で走れるんです。
イギリスのサーキットなんて酷いもので安全性がどうのこうのとか関係無しにレースをするんです。
(マックスの言うとおり、マン島TTなど恐怖としか言いようのないレースである)
アメリカのサーキットもラグナセカやインディアナポリスなど、路面が滑るのに平気です。
ああいうところで育ってきた乱暴者がスーパーバイクに合うんですよ」
引用:ニコニコ大百科 カル・クラッチローの項目
なのでスリックタイヤで走りたがるのも、ある意味では英語圏の特性なわけです。
どことなく英語圏のライダーを応援したくなってきませんか?
まとめ
本記事では管理人の好きなライダーとしてジャック・ミラーの紹介をさせて頂きました。
この記事を読んで、少しでもジャック・ミラーが好きになったり、
他のライダーへの興味に繋がれば幸いです。
ヘルメットのメーカーを選ぶ時、好きなライダーと同じメーカーという選択肢もあると思います。
そもそもレースを見ていなければ、好きなライダーもいないと思います。
レースは、正直ルールやライダーが分かっていなくても面白いです。
なので是非レースを見てみてください!
できれば現地で見ると、匂いや音、空気感が分かり、より好きになれると思います。
この記事がヘルメット選びの参考になれば幸いです。
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