オートバイ用ヘルメットは種類・メーカー・価格帯に至るまで選択肢が様々なため、
初めてのヘルメットを選ぶライダーの方は「どういったヘルメットを選べば良いか」分からない人も多いと思います。
本記事ではそういった方に向けて、ヘルメット選びの基本でもある「ヘルメットの種類(タイプ)」について解説したいと思います。
ヘルメットの購入を検討中の方は、是非読んでみてください。
目次
フルフェイスヘルメット
頭全体をすっぽりと覆う形状のヘルメットがフルフェイスのヘルメットです。
頭部を保護する範囲が広いことから安全性は最も高く、また広い用途(ツーリング、スポーツ走行etc.)を選ばず、
バイクのカテゴリに関わらず似合うことから、迷ったら選べば間違いないタイプだということができます。
一般的には各メーカーで最も種類のあるタイプであるとともに、
近年ではインナーバイザー(ヘルメット内部に組み込まれバイザー)付きのヘルメットもあり、選択肢が豊富であることも特徴です。
ただし頭部が完全に覆われることから、開放感は乏しく、頭にフィットしていないヘルメットだと不快感を感じやすいです
☆良い点
・安全性が高い
・シチュエーションやバイクのカテゴリを選ばない
・種類や機能が多い
★悪い点
・開放感は無い
・フィッティングを選ぶ
システムヘルメット
頭全体を覆うデザインであることから、一見するとフルフェイスヘルメットと同様ですが、
顎部が可動式になっていることから、より利便性が向上していることが特徴です。
ヘルメットを被ったままの飲食やコミュニケーションが容易であり、
顎部を跳ね上げることでフルフェイスヘルメットよりも開放感を得ることができます。
顎部を上げたまま被ることもでき、その場合は被りやすいことも特徴です。
欠点としては、顎部を跳ね上げる機構が追加となっていることから、
フルフェイスヘルメットと比べるとサイズは大きくなり、重くなる傾向になります。
サイズや重量は空力の悪化や首への負担に繋がるため要注意です。
また機構が増えることから、故障リスクも増すことになります。
☆良い点
・安全性が高い
・シチュエーションやバイクを選ばない
・被りやすく利便性が高い
★悪い点
・重量が重くなりがち
・サイズが大きくなりがち
・フルフェイスに比べ耐久性が低い
オープンフェイスヘルメット(ジェットヘルメット)
ジェットヘルメットとも呼ばれるタイプになりますが、顔の前面に構造物がなく解放されている事が特徴です。
開放感があり、構造物がないことから視界を広く取りやすく、フルフェイスヘルメットよりも軽量であることが良い点になります。
構造物が少ない分、被りやすいヘルメットでもあります。
悪い点としては保護される面が少ないことから安全性は低くなります。
また走行風を感じやすく、冬は寒く、前方車両の排気ガスなどの不快感を感じやすくなります。
☆良い点
・軽い
・視界が広く取れ解放感がある
・被りやすい
★悪い点
・安全性が低い
・走行風が顔に当たりやすい
オフロードヘルメット
顎部が前方に突出しており、ひさしがあることが特徴になります。
顎部の形状は、過酷なオフロード走行でも外気を取り込みやすく、呼吸を容易にすることを目的としています。
ひさしはオフロード走行時に前方車両が巻き上げた泥等をで視界を塞がれないことを目的としています。
以前はバイザーがなくゴーグルを使うことが必須でしたが、近年ではバイザー付きも各社でラインアップされています。
ひさしを外すことでターミネータースタイルでの使用が可能なヘルメットもあります。
良い点は、オフロードバイクやモタード、アドベンチャー系の車両に最も似合う点です。
またフルフェイスヘルメットよりも開放感を感じやすく、ゴーグルは様々なメーカー・種類があることから、
ゴーグルで個性を出すこともできます。
悪い点としては、スーパースポーツやネイキッド等では似合わないこと、
フルフェイスヘルメットよりも重いこと、高速道路等での高いスピード域での運用は空力的に適さないことが挙げられます。
☆良い点
・オフロードバイクに合う
・フルフェイスより開放感がある
・ゴーグルで個性を出せる
★悪い点
・バイクのカテゴリーを選ぶ
・フルフェイスヘルメットに比べ重い
・高速域のツーリングには適さない
5.まとめ
本記事ではヘルメットの種類について解説しました。用途や、現在乗っているバイクで選ぶヘルメットは変わってくると思います。
それぞれの種類について、良い点と悪い点を紹介させて頂きましたので、ぜひ検討の材料にしてみてください。
この記事がヘルメット選びの参考になれば幸いです。
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