以前、管理人がヘルメットを新調した際の話をさせて頂きました。
その中で説明しましたが、筆者は2014年秋からの5年間、
平日は通勤、土日はツーリングと年間約8,000km使い倒してきました。
そこで本記事では、素人ライダーの管理人目線から、Kabuto RT-33のインプレをさせて頂きます。
一丁前に生意気ですいませんが、もし購入を検討されている方がいたら、読んでみてください。
管理人がヘルメット新調した際の経緯についてはこちらです。
※ついに新たなフラッグシップが発表されました!
目次
まとめ
長々と説明するのも偉そうなので、まず初めに自分の思う本記事の結論を二つ説明したいと思います。
それは「値段を考えたらお得な良いヘルメット」、「帽体が格好良い」です。
もっと様々なポイントにおいて優れたヘルメットはありますが、
値段を考えてしまうと勝負できるヘルメットはかなり絞られます。
また好みではありますが、管理人は現在の各社のラインナップの中では最も格好良いと考えています。
ということで、以上で納得された方は購入しましょう!
次の項からは、良い点と悪い点を説明しますので、納得できなかった方は読んでみてください。
良い点
軽い
RT-33はおよそ1,520gと非常に軽量です。
軽いという事のネガティブな要素は無いと言っても過言ではありません。
なお各社のフラッグシップのヘルメットと比較すると100g程度軽く、
RT-33の軽さは際立っていると思います。
機能が揃っている
ベンチレーションもあり、内装の脱着も可能ですしピンロックシートも取り付け可能、
とスタンダードな装備は一通り揃っています。
内装の質感が良い
内装の質感が結構良いです。内装に硬さがない事からフィット感は良いです。
ただし柔らかい分ヘタりはやや早く感じました。
安い
国産では圧倒的安いです。
Arai RX-7Xが5万円前後、SHOEIのX-14が5万5千円前後する中、3万円弱で購入可能です。
もちろん安いには理由がありますが、正直素人には値段程の差は感じません。
格好良い
Kabutoは以前から空力を意識した形状の帽体を使用してきました。
自社に風洞設備も備え、研究開発しているようです。
特許も取得しているウェイクスタビライザーも備え、
これは個人の感性ですが、管理人は機能的で格好良いと思います。
▼RT-33の装備抜粋、ウェイクスタビライザーもあります。
引用:Kabuto RT-33商品紹介ページ
使用しているライダーが実は多い
JSB参戦中の秋吉耕佑選手やEWC参戦中の酒井大作選手が使用していますし、
スペイン選手権やEWC参戦中の浦本修充選手が使用しています。
また管理人は地方選手権や全日本、8耐でピットにいたことがありますが、
プライベーターの選手ではRT-33ユーザーは多かったです。
入手性もあるとは思いますが、使っている人が多いヘルメットが悪いヘルメットの訳がない管理人は思います。
悪い点
少し質感が劣るところもある
バイザー自体の剛性や操作感、ベンチレーションの操作感については、
AraiやSHOEIに劣っていると感じます。
また気密性もやや劣っています。シールドのラチェット機構を調整すれば良いと思いますが、
そもそもユーザーが調整しないといけない時点で、、、と思います。
へたりが早い
内装はフィット感が良い反面、割と早くにやれてきます。
またヘルメット下側のモールは3〜4年で剥がれてきます。
そもそもヘルメットは3年目安で交換するべきですが、
ほぼ同じタイミングで他人が新調したの他社のヘルメットは、
5年経ってもモールが剥がれていません。
まあ値段も値段なので3年で買い替えたほうが良いですね。
気密性と遮音性はやや低い
気密性はやや低く、そよ風を常に感じるためベンチレーションの効果を感じにくいです。
また遮音性も低く、RX-7Xと比較するとバイクのアイドリング音の聞こえ方に差があります。
風切り音はやや大きく、管理人が以前使用していたSHOEI XR-1100と比較すると大きく感じます。
ブランド力が低い
MotoGPやSBK等のレースでKabutoも使用しているユーザーはいません。
MotoGPでの使用は秋吉耕佑選手がワイルドカード参戦した時くらいだと思います。
RT-33自体FRHPhe(ヘルメットに関するFIMに認証)を通過しており、MotoGPでも使用可能です。
ただしそういった世界的なレースでの使用が少なく、値段も安い事からブランド力は正直低いです。
FRHPheについて解説した記事はこちらです。
まとめ②
本記事では良い点と悪い点を年間8,000km使用する素人ライダーの視点で書かせて頂きました。
ネガティブなことも言っていますが、やはり好きなヘルメットである事は間違い無いですし、
管理人はこのヘルメットを他の人に勧めることができます。
是非本記事を読んで、納得した方は、選択肢にRT-33を入れて頂くか、実際に購入してみてください。
きっと、管理人が言っている「値段を考えれば良い」の意味が分かると思います。
ただし最後になりますが、Kabutoの日本工場はJIS認証取り消しとなっており、今後の生産は中国工場となっています。
完成検査がしっかりしていれば、品質に問題はありませんが、
その点が不安な人にRT-33は勧められない、というのも管理人の正直な感想です。
▼KabutoのJIS認証取り消しについて解説した記事はこちら
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