新型コロナウィルスによる影響により開幕延期となっていたMotoGPですが、
スペインで開幕し、既に3戦が終了しました。
上位ライダーの転倒・負傷欠場や、優遇処置(コンセッション)を受けているチームとサテライトチームの躍進等、
多くのニュースがありましたが、一番のニュースは第3戦チェコGPで
KTMファクトリーのブラッド・ビンダー♯33が初優勝を記録したことだと思います。
KTMとしてMotoGPクラス初優勝であることもそうですが、
何よりもビンダーは今シーズンからMotoGPクラスに昇格したルーキーです。
オフシーズンテストから好調ではありましたが、
この結果を予想できた人はいないのではないでしょうか。
本記事では大活躍により注目を浴びているブラッド・ビンダーについて
経歴と使用するヘルメットの紹介をしたいと思います。
・ブラッド・ビンダーが使用しているヘルメットが知りたい
という方は是非読んでみてください。
目次
ブラッド・ビンダーってどんなライダー?
本項では、簡単にブラッド・ビンダーの紹介をしたいと思います。
ビンダーは1995年8月11日生まれ、
南アフリカ・ポチェフルストルーム出身のライダーになります。
世界選手権のキャリアは2011年にWGP125クラスへのワイルドカード参戦から始まります。
2012年からはMoto3クラスへのフル参戦を開始。
初年度は総合24位となりますが、その後は着実に成績を伸ばし、2014年には初表彰台を獲得。
2015年にはKTMファクトリーへ抜擢され総合6位を獲得。
満を持して臨んだ2016年は、最後尾から全台を抜いての初優勝を記録。
その他のレースでも堅実に表彰台を獲得し、
シーズン途中で南アフリカ人ライダーとしては史上三人目のチャンピオンに輝きます。
2017年にはMoto2クラスに昇格。序盤は適応に苦しむも、徐々に成績を上げ、総合8位を獲得。
その後は2018年に総合3位、2019年には総合2位を獲得しており、
速さ・堅実さともに高いレベルにあることを示しました。
2020年からは、一度KTMのサテライトチームであるテック3からの参戦が発表されましたが、
ファクトリーチームのヨハン・ザルコ♯5が2020年の契約を破棄したことから、
KTMファクトリーであるRed Bull KTM Factory Racingから参戦することになりました。
そして、第3戦のチェコGPで初優勝を記録しました。
このレースは路面温度や路面状況によりグリップに苦しむライダーが多かったですが、
ビンダーのルーキーらしからぬタイヤマネジメント能力が光っていました。
KTMのマシンはウェット等の低グリップ路面だと成績が良い傾向があり、
その特性とも噛み合った結果かもしれません。
ちなみに、ビンダーが特徴的なのは、堅実なライディングもありますが、
キャリアのスタートがカートである点です。
国内ではカートで成績を残していたようですが、
9際からバイクに乗り始めています。
ゼッケンナンバーは33を使用しています。
これはイニシャルのB・Bが33に見えるためです。
2011年のワイルドカード参戦時は14を使用していますが、
2012年から2019年までは41を使用しています。
MotoGPクラスではアプリリアファクトリーの
アレイシ・エスパルガロ♯41が41を使用していることから、
MotoGPクラス昇格とともに33へ変更しています。
ただし個人WEBサイト名や各SNSの名前も41なので、
愛着は41の方が有るのかもしれません。
ブラッド・ビンダーの使用ヘルメットについて
ビンダーは2016年まではAraiのヘルメットを使用、
2017年から2019年まではアメリカのメーカーであるBELLを使用。
2020年からはHJCを使用しています。
残念ながらHJCからレプリカモデルの販売はありませんが、
今回の活躍もあり、ラインナップされるのはそう遠くないと思います。
なおビンダーのヘルメットのグラフィックはsakartdesignが担当しています。
sakartdesignは多くのライダーのデザインを担当しているだけでなく、
市販品のデザインも多く担当しています。
それではsakartdesingのfacebookにビンダーのヘルメットの
画像がありましたので引用して紹介したいと思います。
レッドブルのサポートを受けているライダーらしいデザインが特徴的です。
基本的には2019年に使用していたBELLのヘルメットと同様のデザインとなっています。
後頭部にはチーターがかかれていますが、
これは南アフリカ出身であることに起因していると思われます。
(南アフリカの国立公園ではチーターと散歩もできる)
まとめ
本記事では2020年MotoGPクラス第3戦で初優勝を記録した
ブラッド・ビンダーの経歴とヘルメットを紹介しました。
個人的には、近年BELLのヘルメットをMotoGPクラスで見ていなかったため、
そのままBELLを使用してもらいたかった気持ちもありますが、
2020年はHJCへ変更となってしまいました。
HJCはMotoGPクラスでのシェアを着実に伸ばしており、
これからも要注目のヘルメットメーカーです。
またHJCは先日紹介したカル・クラッチロー♯35のヘルメットもそうですが、
スポンサーロゴをそのままラインナップしていることが多いように思います。
ビンダーのヘルメットがラインナップされる際も、
レッドブルのロゴ全開だと嬉しいですね!
最後まで読んで頂きありがとうございます!
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