MotoGPの2020シーズン開幕前、もっと言うとシーズン前テストが始まるよりも前に、
2021シーズンのヤマハファクトリー入りを発表したファビオ・クアルタラロ。
「ディアブロ(悪魔)」の愛称で知られており、表記揺れにより「クアッタハッホ」とも呼ばれますが、
2019はシーズン前の予想を覆し、優勝こそ逃したものの、
ポールポジション6回、表彰台7回の好成績を収めました。
さて、そんなクアルタラロですが、
使用するヘルメットはMotoGPで唯一のスコーピオン(SCORPION)となっています。
以前はそこそこ見かけることも多かったスコーピオンですが、
最近は用品店で見かけることも少なくなりました。
そこで本記事ではスコーピオンの紹介をしたいと思います。
クアルタラロのヘルメットが気になる方や、
スコーピオンのヘルメットに興味がある方は是非読んでみてください!
他のGPライダーの使用するヘルメットについての記事はこちらです。
スコーピオンとは
まずスコーピオンはアメリカのメーカーになります。
公式webサイト:http://www.scorpionusa.com/
商品カタログ:https://issuu.com/scorpion/docs/scorpion_usa_2020_spring_collection_catalog
国内では、以前はスズキの販売店でも販売されていました。
余談ですが、管理人は初めてスズキの販売店で見かけた時、
SのマークはスズキのSなんだ、と勘違いしていました。
使用しているユーザー
クアルタラロの他に使用しているユーザーとしては、アルヴァロ・バウティスタがいます。
2018シーズンまではMotoGPで活躍、2019シーズンはドゥカティワークスでSBKに参戦し活躍、
2020シーズンはホンダワークスからSBKに参戦するライダーです。
▼バウティスタ(2019シーズン仕様)
スコーピオンの特徴
スコーピオンの技術的な特徴として、カタログにあった内容を抜粋して紹介します。
帽体の材質はT.C.T.(Themodynamic Composite Technology)という、
独自の5層構造を採用しています。
またハイエンド製品にはT.C.T. ULTRAを使用しています。
これは繊維のプリプレグを使用しており、軽量化と高剛性化が強化されています。
・シールドについて
シールドにはEVERCLEARと言われる技術が用いられています。
これは曇りにくい表面処理の加工となっています。
ピンロックシートのポストは装備されていますし、ピンロックシートも付属されていますが、
シールドが曇りにくくて困ることはないです。
ピンロックシートに関する解説はこちらです。
・内装について
内装はAirFitと呼ばれる技術が用いられています。
MotoGPライダーからのフィードバックされた技術であり、
様々なライダーの顔の形状に合わせるため、種類が選択でき、
フィット性が高い構造となっています。
次項では、スコーピオンの技術力が投入されている製品について、紹介させて頂きます。
製品について
スコーピオンのフラッグシップがEXO-R1 AIRになります。
規格としては、ECE規格とDOT規格を取得しています。
帽体はT.C.T. ULTRAを使用しており、
他にもスコーピオンの最先端技術が全て投入されています。
またクアルタラロとバウティスタのレプリカヘルメットがあることも特徴です。
ただしどちらのレプリカも北米販売の個数限定品になりますので、
探している人は、見つけたら購入した方が良いです。
▼EXO-R1 AIR FABIO QUARTARARO
▼EXO-R1 ALVARO BAUTISTA
まとめ
本記事では、スコーピオンの紹介をさせて頂きました。
スコーピオンは調べた限り日本代理店がなく、正直情報が少ないと思います。
そうなると海外通販を検討する必要があると思いますが、
スコーピオンはサイズの選び方がサイトで紹介されています。
是非通販を検討している方は参考にしてみてください。
サイズチャート:http://www.scorpionusa.com/helmet-sizing/
スコーピオンはクアルタラロが使用していることもあり、
今後注目のブランドだと思います。
気になる方は是非検討してみてください。
本記事がヘルメット選びの参考になれば幸いです。
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