どうもヘルメットログ管理人(@helmetlog)です!
早速ですが皆さん、バイクに乗る時に暖機運転ってしてますか?
一般的には「機械の寿命を伸ばすため」や「トラブルを回避するため」に
必要と認識している人は多いと思いますけど、
本記事では「必要な理由」と「暖気運転の方法」について解説したいと思います。
興味がある方は是非読んでみてください。
目次
暖機運転が必要な理由
そもそも暖機運転が必要な理由ですが、
大きく分けると「エンジン的な理由」と「車体的な理由」となります。
エンジン的な理由
エンジンの各部は金属同士が触れ合って機能していますが、
それぞれの隙間は暖機状態を基準に設定されています。
これは暖機状態だと各部品が膨張するためですが、冷機では隙間が大きくなる傾向になります。
例えばピストン(リング)とシリンダーの隙間が広ければ、
オイル上がりやオイルの希釈へ繋がります。
また、オイルが行き渡っていない状態で高回転まで回すことで、
潤滑不良による異常磨耗や焼き付きが発生するリスクが増します。
オイルを送るにはオイルポンプを回す必要がありますが、
オイルを回すためにはエンジン回転が必要です。
なお冷機ではオイルも硬いため、それも暖機運転が必要な理由です。
車体的な理由
車体的には、まずタイヤは冷機では性能を発揮できません。
いくら新品に近いタイヤであっても冷機では作動は良くないです。
タイヤが性能を発揮させるために暖機運転が必要です。
またブレーキ部品も同様です。市販車であれば熱を入れる必要はそれほどありませんが、
ディスク表面やパッド表面には腐食が発生している場合があります。
数回制動すれば腐食面が削れますが、狙った性能を引き出すためには意識した方が良いと思います。
以上の理由から、エンジン・車体が暖機状態になるまでは、
ゆっくり熱を入れるような暖機運転をした方が良いと思います。
暖機運転の方法
まず暖機運転の方法、ですがこれといった方法はありません。
しかし大事なのは「ゆっくり熱を入れる」ということです。
そのためには急な操作をしないことが重要です。
なお、たまに暖機運転として長時間アイドリングさせる人もいますが、あまり意味がないと思われます。
理由は「アイドリングだけだと熱が入る箇所が限定される」、
「アイドリングだけだとオイルの回りが弱い」ためです。
追加すると「近所迷惑になるかもしれない」ので、むしろやめた方が良いと思います。
レースでは、レーシングといってアクセルを煽って(空吹かし)暖機することがありますが、
あれは走行しながら暖機できないためです。
また音を出すことで異音の検出やボルト緩み等の点検の意味合いがあるので、
単純に真似すれば良いものでもありません。
ちなみに管理人は、エンジン始動後すぐに走り出しますが、
バイクなら水温計が動くまで4,000回転以下でパワーバンド手前、
車なら水温計が動くまで3,000回転以下でターボの負圧域で走るようにしています。
ライダーの暖機運転
これまで車両に関する暖機運転について解説しましたが、ライダーにも暖機運転が重要です。
自分の身体やメンタルが整っていないと安全運転だけでなく、バイクを上手く操作することもできません。
バイクに乗るときは、乗る前の準備も大事ですが、
乗った後も「身体を徐々に慣らしていく」くらいの余裕が重要だと思います。
まとめ
本記事では暖機運転について必要な理由とその方法を解説しました。
知ってるようで知らないのが暖機運転だと思いますが、
重要なのは「急な操作をしない」という余裕です。
余裕をもって楽しいバイクライフを送りましょう!
最後まで読んで頂きありがとうございます!
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