どうも!ヘルメットログ管理人(@helmetlmg)です!
早速ですが、ULA の3Dプリンターで困ることの一つに平面の肉が痩せる(ボコボコする)があると思います。
本記事では原因の推測と対策を考えてみたので、同じ問題を抱えてる方は是非参考にしてみてください。
目次
そもそも原因は?
原因として考えられるのは、2点あります。
一点目はサポート材の設定ミスです。
サポート材が不足することから、形が上手く形成されない場合があります。
特に成型の起点となる末端(角)等でよく見られる現象です。
二点目はレジンの水面と平行に面を設定している場合です。
形を形成する時にベースに対するレジンの剥離抵抗が不安定なため形も不安定になってる可能性が考えられます。
対策は?
一点目の原因はサポート材の設定変更で対策可能です。
何度かトライ&エラーをするしかないと思います。
二点目の原因は、綺麗に出したい面をレジンの水面に対して角度を付けることで対策可能です。
実際に簡単なサンプル(リング)を印刷して確認してみました。
▽上がレジンと平行、下がレジンに角度(20°)をつけたものです。
上のサンプルは表面(写真の上方)から見ると綺麗ですが、
裏面(サポート材側)から見ると、ややボコボコしており面が出ていません。
下のサンプルは表面に少し積層跡がありますが、裏面の面は綺麗に出ています。
よって、表・裏ともに綺麗な面にするためには、レジンの水面に対して角度を付けることが必要だと言えます。
積層跡に関しては、もう少し角度を寝かすことや、積層の速度(厚み)の設定で対策します。
まとめ
本記事ではSLA方式の3Dプリンターにおいて困りがちな、裏面が痩せる(欠ける・ボコボコする)問題について、考えられる原因と対策を紹介しました。
最後まで読んで頂きありがとうございます!
参考になったら嬉しいです。