ヘルメットの購入を検討する時、様々な判断基準があります。
例えばデザイン、安全性、メーカー等々ありますが、
値段を無視する人は少ないと思います。
しかし値段を判断基準にした時、
予算がハッキリしている人は問題無いですが、
ヘルメットは値段の幅が広く、迷う人も多いと思います。
そこで本記事では、高いヘルメットは何が良いのか?
何で価格差が発生するのか?を解説したいと思います。
・高いヘルメットじゃなければダメなのか知りたい
という方は是非読んでみてください。
なぜ価格差が発生するのか
まずどうしてヘルメットの価格差は幅広いのか解説します。
専門家が見たら怒られるかもしれませんが、
なるべく簡単に解説してみたいと思います。
そもそもヘルメットに限らず、量産品の値段は製造原価、
販売経費、利益から成り立っています。
製造原価は、原材料費、加工費、検査費等です。
よって高い(材料)を使用していたり、人件費の高い国で生産していたり、
手間がかかる工程で生産されていたり、
検査に多くの時間要する場合は値段が上がります。
具体的には、材料についてはこちらの記事で解説していますが、
カーボンや多層構造のFRPは値段が高く、
国内生産や欧米で生産されているヘルメットは値段が高いです。
なお検査と聞くと地味ですが、
工業製品の品質を保つには検査が最も大事といえます。
品質管理が徹底されているメーカーも値段が上がります。
販売経費は、広告費、運送費、管理費等です。
広告を多く打っていたり、海外生産の製品を輸入していたり、
国内の販売網が小さかったりする場合に値段が上がります。
利益はそのまんまの意味です。
企業が「その製品でどれだけ儲けが欲しいか」になります。
ブランド製品や一部の外車で「ロゴで○万円」といった話を
聞いたことがある人もいると思いますが、それも利益です。
ブランド力が有る会社は利益の幅を大きくすることができ、
その点も価格差に繋がっていると思います。
ということで価格差が生まれる理由を紹介しました。
ヘルメットの値段は様々な要素で決まっていることが分かると思います。
高いヘルメットは物が良いの?
「ヘルメットの値段は命の値段」という格言?を
聞いたことがある人も多いと思います。
これだけ聞くと「高ければ高いほど良い」感じがしますが、
結論から言うと「半分正解で半分間違い」だと思います。
実際同じ条件のヘルメットは無いことから比較は困難です。
また高い理由が「良い材料を使用している」であったり、
「品質管理が徹底されている」であれば、
「高いヘルメットが優れている」は当てはまります。
高い理由が「輸入費が乗っている」や
「ブランド(名前)料が乗っている」であれば、
「高かければ良いって物ではない」が当てはまります。
よっていたずらに「高い物=良い」ではなく、
「その値段が自分にとって適正と思うか」考えることが重要です。
なお人間は「値段が高い=良い」と考えがちです。
これはハロー効果と言います。ハローは後光のことを意味し、
ハロー効果は後光によって、実際の姿と違って見えることを言います。
「値段が高い」という後光により、
「良い物に違いない」といったフィルターが
かかった状態で見ることになります。
結果、実際の品質やクオリティよりも、良いものと考えてしまう可能性があります。
よって「価格が高い=良いもの」と単純に考えるのではなく、
高くなる要素・根拠を考えると良いと思います。
まとめ
本記事では、ヘルメットは高い方が良いのか?について、
値段の構造を含めて解説しました。
最も重要なことは「値段の根拠・要素」を考えた上で、
「自分にとって適正価格か」の視点で見ることです。
価格を判断基準にする時は是非参考にしてみてください。
最後まで読んで頂きありがとうございます!
ちなみにヘルメットやプロテクターの購入資金が…という方は以下の記事がオススメです。
⇒購入資金を捻出する方法
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