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ヘルメットの選びの基本

【ヘルメットに有効期限?】ヘルメットがいつまで使えるか解説】

投稿日:2019年12月15日 更新日:

「先日、二輪用品店大手のNAPSから、「ヘルメットの買い換え時期」についてアンケートの結果が発表されました。

▼結果は下記リンクからどうぞ。他の調査結果もあります。
NAPS-バイク用品に関する意識調査2019

結果は「あなたはどのくらいの期間でヘルメットを交換していますか?」という質問に対して
5年という回答が29.0%と最も多く、その次に多かったのは3年で24.2%となりました。
確かにオートバイ用のヘルメットについて、「3年で買い換えるべき」と言った話しを聞いたことがある人は多いと思います。
では何故3年なのか?そもそもヘルメットに有効期限はあるのか?について、本記事では解説したいと思います。

ヘルメットの有効期限について

まず結論から言うと、ヘルメットに明確な有効期限はありません。
当然、経年劣化しますが、劣化状態は環境は使用状況により大きく左右されるため、一括りで判断するのは困難です。
したがって、明確な基準が存在しないのが現状となっています。

3年という買い替え時期について

では、何故3年という具体的な数字があるのか?
その一つの根拠がSGマークです。
SGマークは一般消費生活用製品の安全基準(SG基準)を満足している製品に貼り付けられているラベルですが、
SGマーク付き製品に起因する障害について、賠償することが可能となっています。
しかし、賠償期間が3年であることから、一般的に買い替えは3年と言われています。
また、アライやショウエイもSG規格を根拠に3年で買い換えを推奨しています。
あくまで法律ではないため、3年以上の使用ももちろん可能です。

・5年という買い替え時期について

5年という数字も根拠はありませんが、管理人の経験では5年前後でヘルメットの劣化は買い換えるレベルになると思います。
管理人は通学・通勤でヘルメットを被ってきましたが、「シールドラチェットのガタ」、
「ゴムのモール類の浮き」、「外装類のヤレ」、「内装のヤレ」等が5年くらいで深刻になるイメージです。
もちろん管理人の周囲でそれ以上の期間使っている人もいますし、
一括りにすることは難しいですが、管理人の感想としては5年での買い換えは劣化によるものが主因と思います。
またヘルメットモデルチェンジは5〜10年と比較的長いですが、
カラーチェンジや新製品の発表は毎年のように行われています。
それにより、買い換える可能性も否定できません。
なお5という数字はキリが良く、人間は自然と惹かれる数字がだと言われていますので、
それも理由の一つだと思います。

まとめ

長々と説明させて頂きましたが、ヘルメットに有効期限はないが結論となります。
ただし劣化は千差万別ですし、メーカーが3年での買い替えを推奨としている事実もあります。
なおSHOEIのHPにはヘルメットの交換に際し、「1つでも当てはまるようならその時点での交換をお勧めするポイント」として
確認するポイントが紹介されていましたので、下記に引用します。

1.転倒してヘルメット(頭)を打っている場合
2.使用頻度が激しく、あごひもや内装にほつれや擦り切れが見られるとき
3.内装のウレタンがへたり、ヘルメットがゆるく感じるようになったとき。
ヘルメットを被って頭を軽く左右に振り、ずれるようなら交換時期といえます。
4.発泡スチロールの内側の表面がボコボコとふくれあがり、黒く塗装されている表面に白く亀裂が入っている場合
引用:SHOEI HP

総合的に判断し、「買い替え時期」と自分が思ったら、そのタイミングがベストなタイミングかもしれません。

この記事がヘルメット選びの参考になれば幸いです。

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ヘルメットログの管理人です。
二輪業界の極東に生息しています。Arai信者のKabuto贔屓です。
ヘルメットの使用遍歴はMHR・TOP⇒Kabuto・Aeroblade3⇒Arai・Astro IQです。現在はKabuto・RT-33、Arai・RX-7X、SHOEI・VFX-Wを併用しています。